西本宮
①天岩戸徴古館
展示資料は収集考古資料970点のほか、岩戸地域内から出土した土器、石器などの寄託品と美術品(陶器類)、大正天皇遺品、日露戦役遺物、菊花石、孔雀石など併せて2000点が展示されています。展示品の主なものとして、石鏃が最も多く516点、勾玉、管玉、丸玉、小玉などの装身具123点、土器類209点、石斧120点、そのほか石匙、石鎗、礫器などの石器類が多いのが特徴です。この土地に古くから人々が生活してたことが分かります。
【入館料 大人300円・18歳未満 無料】
【開館時間 9:00~16:30 】
②手力男命戸取像
天岩戸神楽30番戸取(手力男命が岩の戸を取り払い給う舞)の像です。
③御神木 招霊(おがたま)の木
天鈿女命、天岩戸の前に神楽を奏し給ふ時、其枝を持ちて舞はせ給へる神楽鈴の起源であると伝えます。例年春先に白い小さな花が咲き、秋には赤い堅い実を結びます。
④古代銀杏(こだいいちょう)
古代銀杏は長野県諏訪と二ヶ所しかないと言われており特異な葉・実の形をしております。この銀杏の実を陛下の御料として御指定になり献納したことがあります。
⑤国歌君が代によまれているさざれ石
岐阜県揖斐郡春日村の山中にあったこの石は、学名を石灰質角礫岩と言います。石灰石が雨水に溶解し、其の石灰分をふくんだ水が時には粘着力の強い乳状体となって地下にて小石を集結して次第に大きくなる。やがてそれが地上に出て国歌によまれている如く千代八千代、代年をへてさざれ石が巌となり苔のむすという景観です。実に目出度い石です。
⑥芭蕉句碑
「梅が香にのつと 日乃出る山路哉 はせを」
俳聖松尾芭蕉の句集[炭俵]の中の、なじみ深い句で、まさに、高千穂地方早春の光景そのものです。
東本宮
①御神水
東本宮の本殿の裏に位置する湧水です。
②天鈿女命像
天岩戸神楽29番鈿女(天鈿女命が身振り面白く天照大御神を誘い出させる舞)の像です。
七本杉
七本杉は根が七本繋がっている杉の木です。崖ギリギリの所にありますので、立ち入り禁止となっていましたが、平成26年8月に遊歩道が完成致しました。御神水の所から左に遊歩道があります。
根本までは行けませんが、少し離れた所からご覧いただけます。お時間がありましたらお立ち寄りください。